金沢大学法経文同窓会富山支部総会に出席してきました。
今回初めての出席でしたが、案内の手紙が届いたので富山の電気ビルまで行ってきました。電気ビルは確か昨年末の弁護士会の忘年会以来だったかな。
講演では、前最高裁判事の中川了滋先生(現弁護士)が、最高裁判事時代の生活について講演をされました。在官約5年間の間に関与された事件数が1万2000件程度に上り、出勤日数で割ると一日9~10件もあるそうですが、実際は上告理由がなく却下で終わる事件がかなり多いそうです。でないとやってられないとは思いますが。
また、皇室行事へ招待されることが多いらしく、海外出張や外国法曹の招聘などの最高裁の行事もあるそうです。弁護士として偉大な先輩から貴重なお話を聞くことができ、有意義な会でした。
このほか、片山瞠山さんの尺八演奏もありました。伝統の技に現代のテイストを取り入れた「荒城の月幻想曲」。尺八の表現の豊かさに感心しました。
ところで、田舎から出てきて右も左もわからないなか入学し、多くの刺激を受けた学部の4年間に比べて、覚悟を決めて勉学に打ち込んだ院の3年間はどうしても辛いことの方が多かったのですが、卒業してしばらく経つと、やっぱり母校なんだなという実感が湧いてきたのでした。