すでに昨年から中弁連の刑事弁護委員になっている関係もあり、今年から日弁連の刑事弁護センターに就任しました。
その第1回全体会議が熱海で開かれたので、参加してきました。合宿形式で2日間でした。
全国から刑事弁護に熱心に取り組んでおられる先生方が集まっておられ、刑事弁護実践における諸問題について、議論が交わされました。
取り調べの可視化、当番国選弁護制度の拡充、刑事弁護研修の充実など、非常に幅広いテーマについて報告や意見が交わされました。
普段一地方で弁護士をやっていても取り組める事件には限界がありますし、事件を透して持てる視点も自ずと限られてきます。
こうやって多くの弁護士の英知を結集する作業は、私のように地方で細々とやっている者にとってはよい自己研鑽の機会になると思います。
上記は会場近くの熱海の海岸の風景です。私にとっては発の熱海旅行でしたが、なかなか味のある街でした。
傾斜地に細い道路が張り巡らされ、建物が張り付くように並び立っている街並みは、普段見ている散居村の風景とは打って変わって新鮮でした。
ただ、建物の増改築などは難しそうですし、駐車場の確保も一苦労といった感じで、昭和の風情を残さざるを得ない事情もあるのかなと思いました。